スマート社員証の使い方について

例として、電子錠をスマート社員証で認証されたときに開城するシステムを例として掲載します。

これ以外にも、色々な利用方法が可能です。

[1]電子錠システムとスマートゲートを接続する

1.スマートゲートの設定出力部を、電子錠の入力部と接続します。

  ※スマートゲートとは、スマート社員証とBLE通信し、各種動作(ここでは、電子錠への接点出力)を実施する対向機です。スマートゲートも当社の製品です。

2.スマートゲートに、ACアダプタを接続します。ACコンセントからACアダプタ(5V)で接続します。

  電源を入れると、スマートゲートウェイの赤色のLEDが点灯します。

[2]スマート社員証を操作し、電子錠を開錠する

以下、スマート社員証の電源ONし、指紋認証による電子錠の開錠の流れです。

①スマート社員証の電源(右上)を1秒程度ON押下します。

 ※電源は常時ON状態でも構いません。本例では電源ONから説明しています。

②電子ペーパーが再描画されます。

③電子錠を開錠したいときに、指紋センサ部(右下)に指を置きます。

 ※指紋は、あらかじめ設定モードで記憶させておきます。複数の指紋を登録することもできます。

④認証が成功すると、右上の緑と青のLEDが点灯します。

 ※緑は、指紋認証OKのサインです。認証エラーになると、赤色が点灯します。

 ※青は、スマートゲートとのBLE通信成功のサインです。

⑤スマートゲートは、スマート社員証からのBLE通信を受信します。

 電子錠と接続されている接点部を制御し、電子錠を開錠します。

 一定時間経過時、再度接点信号を制御し、電子錠を閉じます。

⑥スマート社員証が待機状態に戻ります。

 BLE通信が切断され、待機状態に戻ります。

[3]その他の利用例1(勤怠システムとの連携)

電子錠ではなく、勤怠システムとの連携を行うこともできます。

勤怠システムの場合は、接点信号線に代わり、USBでスマートゲートと勤怠打刻装置とを接続します。

指紋認証判定がOKの場合に、スマートゲートから打刻装置へ出勤や退勤のデータを送信します。

本人のみによるセキュアな出勤・退勤の打刻が可能になります。従来のように、指を直接勤怠打刻装置に置いたり、カードを打刻装置に近接させる必要もありません。。

[3]その他の利用例2(工場の装置への搭載)

スマート社員証の中の基板単体を、制御装置の中に組み込み、下記のような利用を行うことが可能です。

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