Sigfox無線モジュール(トリプル)について
Sigfox、IEEE802.15.4g / IEEE 802.15.4kの3種類の無線方式を利用可能な920MHz帯無線モジュールです。
目次
[1]3種類の無線方式を搭載
1台でSigfox、IEEE802.15.4g、IEEE802.15.4kの3方式を利用可能です。
ご利用のシステムに合わせていずれかを選択いただくことが可能です。
いずれの方式も、長距離伝送、低消費電力の特徴を持っています。
IEEE802.15.4g または 15.4k 通信で受信したデータをSigfoxへ自動転送することも可能です。
「無線方式の特徴」
Sigfox : 国内人口カバー率95%で、ユーザーが基地局を設営することなく、利用可能。
IEEE802.15.4g : スマートメータ等で利用が進む、Sub-GHz帯のローカル無線規格
IEEE802.15.4k : より長距離な通信が可能なSub-GHz帯のローカル無線規格
[2]遠くまでとどきやすく、幅広い分野に利用可能
本無線モジュールは、障害物が多い場所、周囲に金属が多い環境や、水分が多い環境など、一般的に電波が届きにくい環境に強いため、広い分野で活用可能です。
適用分野例)
物流トラッキング、水道メーター検針、水位モニタ、鉄塔・送電線モニタ
鉄道線路、架線モニタ、橋梁モニタ、河川氾濫予知、土砂水分・加速度モニタ、農業環境モニタ、高齢者・児童見守りなど
[3]Sigfox対応
Sigfoxの特徴
・長距離伝送(~10km超)
・低消費電力
・基地局設置が不要(既存基地局が人口95%をカバー済み)
・低コスト(年額100円から)
・クイックスタート(クラウドも用意されています、SIMやペアリングも不要)
・Sigfox Verified RC3C (Uplink only)、技術適合試験取得済み
KCCS様掲載サイト: https://www.kccs.co.jp/sigfox/solution/product/module17/
[4]システム構成例、および制御方法
システム構成例
IoTデバイス(センサーやGPSなど)を搭載したホストボードに、本無線モジュールを搭載します。
無線モジュールは、直接Sigfoxにデータを送信する(下記①)、またはもう一台の受信無線モジュールにデータを送信します(下記②)。
Sigfoxクラウドへ送信されたデータをPCやスマホなどで可視化し、データ管理やモニタ対象の運用に用いることができます。
制御方法
本無線モジュールは、ホストボードのMCUからのATコマンドで制御可能です。
ホストボードは、お客様でご用意いただくか、ご要望を伺い、弊社で開発致します。
例えば、ホストボードに、センサやGNSSなどのデバイスを搭載し、
それらのデータを無線モジュールで送信可能です。
受信機側では、受信したデータをホストMCUに通知します。